(2016年1月22日・追記&改訂)
本州の方では大雪が降って色々と障害や雪害が広がっているみたいですね。
自分は北国育ちだし、札幌も元々雪が多いのでそれなりの装備や準備はしていて心構えもありますが、めったに雪の降らない地域に住んでいる方々は思わぬ空からの贈り物(?)に悲喜こもごもさせているかと思います。
そこで「雪国育ちの自分ができることは何なのか」を考えてみたら、このブログで覚書を作ってこれからの雪に対する対策を喚起することにたどり着きました。現場に行って手伝いたいけどできないし、だったらWEBのチカラを利用しようかと。自分自身も何年か前の雪害で友人を亡くしていますので…。
一部Twitterにも流した文章やmixiからの文章(許可済み:快諾していただいたもみょ様ありがとうございます)を再編してここに書き留めておきます。今回の件で「雪に慣れていない地域がもたらす弊害や被害」を忘れずに、防災・減災の意味も含めて読んでいただければと思います。
【暖房・炊事】
電源不要で使える暖房器具と燃料を用意しておく。
反射式ポータブル石油ストーブと灯油を余分に備蓄しておくのは結構役に立つことが多いです。
灯油があっても停電すればファンヒーターは使えないし、プロパンガスも制御が電気を使うものはダウンしてしまうためです。反射式ストーブでは上に薬缶や鍋を置いて臨時で煮炊きができるというメリットもあります。普段は使わなくても非常用に用意しておくとよいと思います。
一部のアパートやマンションなど気密性が高くなっている物件ではこの手のストーブは使用禁止になっているところもありますが、背に腹は代えられないということで、使用するときは換気を十分にするようにして下さい。
【車両】
クルマで立ち往生した場合などを想定して、雪が降る予報が出た時などに携行する。
柄が収納できる簡易スコップ、防寒具、毛布、長靴、着替え、非常食(凍らないもの)、使い捨てカイロ、通信機器用予備電源(USBモバイルバッテリー)、ポケットラジオなど。
あとは自分が必要と感じたものをプラスして大きめのバスケットにまとめておくと、サッと持ち出せて便利です。
基本的にスタック等で動けなくなり以降の雪崩等の心配が無ければ上記の準備で現状待機するのが一番かと思います。
また、エンジンを付けたままで現状待機する場合はクルマのマフラーが雪で覆われないようにすることも必要です。排気ガスが逆流して一酸化炭素中毒になる危険があります。万が一クルマが雪に埋もれそうなときは早めにエンジンを停止して、携行している防寒具や毛布、使い捨てカイロなどで体温の保温に努めることが大事です。
その他、吹雪いて視界の悪い中に出て行くとたった50mでも十分方向を見失って遭難してしまうので、自身の力量を鑑みて出かけない選択も視野に入れてください。
一年に一度降るか降らないかに関わらず、雪ハネは各戸に一本は常備しておく。
「すぐに融けるから大丈夫」なんて思っていたら予想外の大雪で玄関が埋もれてしまい、家に閉じ込められてしまう危険性もあります。玄関が開きにくくなったりしないように、こまめに除雪するのをおすすめします。
また、除雪した雪は車道に出してはいけません。車道に出された雪はクルマで踏み固められ、車道が凸凹になってクルマのハンドルを取られて最悪事故という連鎖につながることがあるからです(実際に雪国では「そろばん道路」と呼ばれるくらいにガタガタになり危険です)。また、少量の雪でも踏み固められてしまうと融けにくくなってしまい、車道に長いこと残って通行の妨げになることもあります。
玄関前と自分が道路に出る通路位は歩ける幅でいいのでぜひ除雪してください。
また、長靴・ロングブーツも常備しておきたいグッズの一つ。レインブーツでも良いですが、ソールの溝が深くで地面によく食いつく感じのゴツいタイプを用意しておくと、滑りにくく除雪作業も安全に行うことができるかと思います。
また、長靴・ロングブーツも常備しておきたいグッズの一つ。レインブーツでも良いですが、ソールの溝が深くで地面によく食いつく感じのゴツいタイプを用意しておくと、滑りにくく除雪作業も安全に行うことができるかと思います。
ニュースなどで、降雪時に電車が遅れ駅に群がる人々を毎年見るのですが、明らかに雪に弱い地域では電車やバスのダイヤが乱れるのは必至。事前に天気予報などで降雪の予報が出ていてダイヤが乱れそうなら別のルートを確保したり、できれば外出しないなどの選択も必要になります。前もって調べておいたり実際にそのルートや手段で目的地まで行ってみたりすると良いと思います。
また、車の運転については、雪上の運転に自信がない or 経験がない場合は無理に運転しないことも大事。自分だけで単独事故ならともかく、相手に加害してしまっては元も子もありません。
その他クルマで立ち往生してしまった場合は上記の【車両】を参考にして下さい。
今はLEDの製品が増えてきて、長時間点灯できるLEDランタンなども安く手に入れることができますし、乾電池で動作するものも多いです。また、ローソクが倒れて火災になるといった心配もありません。これを機会に大きめのLEDランタンを購入してはいかがでしょうか。
実際に我が家にもひとつありますが、停電した時には非常に役に立ちました。
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他にも色々書くことがあるような気もしますが、また思い出したらここに追記していこうと考えています。
これを読んで防災・減災の意識を高めていただければなと思います。
また、車の運転については、雪上の運転に自信がない or 経験がない場合は無理に運転しないことも大事。自分だけで単独事故ならともかく、相手に加害してしまっては元も子もありません。
その他クルマで立ち往生してしまった場合は上記の【車両】を参考にして下さい。
雪が電線に積もり停電することもあります。
停電して一番困ることは「夜間暗くなった時に明かりがない」ことです。昼間には気づきにくい事柄ですね。今はLEDの製品が増えてきて、長時間点灯できるLEDランタンなども安く手に入れることができますし、乾電池で動作するものも多いです。また、ローソクが倒れて火災になるといった心配もありません。これを機会に大きめのLEDランタンを購入してはいかがでしょうか。
実際に我が家にもひとつありますが、停電した時には非常に役に立ちました。
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他にも色々書くことがあるような気もしますが、また思い出したらここに追記していこうと考えています。
これを読んで防災・減災の意識を高めていただければなと思います。